ボトックス注射
ボトックスとは?
- ボトックスは、ボツリヌス菌がつくり出すA型ボツリヌストキシン(天然のタンパク質)を有効成分とするお薬です。
ボツリヌス菌を注射するわけではありませんので、ボツリヌス菌に感染するといった危険性はありません。
さまざまな研究の結果、このタンパク質のごく少量を緊張している筋肉に直接注射すると、その筋肉がゆるみ、緊張やけいれんがおさまることがわかっています。
また、わきの下の皮膚に注射すると汗腺の働きを抑え、過剰な発刊を抑えることがわかっています。
このような作用をもつことから、ボトックスは医薬品として使用されています。
この薬の効果は?
- この薬は、骨格筋弛緩剤と呼ばれるグループに属する注射薬です。
- この薬は、神経の末端で神経伝達を阻害することにより、筋肉を弛緩させたり、発汗を抑えたりします。
- 次の病気の人に処方されます。
眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頸、上肢痙縮、下肢痙縮、2歳以上の小児脳性麻痺患者における下肢痙縮に伴う尖足、重度の原発性腋窩多汗症、斜視
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